月組公演『応天の門-若き日の菅原道真の事-/Deep Sea -海神たちのカルナバル-』を宝塚大劇場で観劇してまいりました。
平安朝クライム
『応天の門』-若き日の菅原道真の事-
原作/灰原 薬「応天の門」(新潮社バンチコミックス刊)
脚本・演出/田渕 大輔
月刊コミックバンチで連載中の灰原薬氏による「応天の門」は、
学問の神様と称される菅原道真と、平安の色男・在原業平が手を携え、
都で起こる怪事件を次々と解決していく様を描く歴史サスペンス。
2017年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞を受賞するなど、
歴史漫画として高い評価を得るこの作品を、宝塚歌劇ならではの演出で舞台化致します。
藤原良房とその養嗣子・基経が朝廷の権力を掌握しつつあった平安初期。
京の都では、月の子(ね)の日に「百鬼夜行」が通りを闊歩し、その姿を見た者を取り殺すという怪事件が頻発していた。
幼き頃から秀才との誉れ高き文章生・菅原道真は、
ひょんなことから知り合った検非違使の長・在原業平にその才気を見込まれ、
この怪事件の捜査に協力する事となる。
唐渡りの品を扱う勝気な女店主・昭姫(しょうき)らの協力の元、次第に事件の真相に近付いてゆく道真。
だがその背景には、鬼や物の怪の仕業を装い暗躍する権力者たちの欲望が渦巻いていた…。 ※HPより
だいぶ前に、アマプラkindle版が一巻だけ無料だったので読んでみたら、なかなか面白かった記憶があったのですが、
まさか月組で舞台化するとは思っていませんでした。
上演前に7巻??くらいまで無料だった時期があったので、
その時に読み進めてみましたが、やっぱり面白かったです。(その後の有料部分は読んでない。笑)
若き日の菅原道真をれーこ(月城かなと)が演じるの??
だいぶ若い設定だと思うけど???
と、前作全ツのブラックジャック先生と、ギャツビーのアダルトな男を演じていた後だけに
どうなるのかと期待していましたが、そこはやはり流石!としか言いようがありませんでした。
れーこって、影があったり、一癖あるような役をやるのが上手だなぁって思います。
本当はちょっと狂気に満ちた殺人犯の役とかも見てみたいなぁとも思うんですよね。
ちなつ(鳳月杏)業平。
色男が様になり過ぎていて、そりゃみんなイチコロですよね。
主なお衣装の狩衣のうち一着が藤色なのですが、それに合わせた目元のパープルのアイシャドウがとっても色っぽかった。
海ちゃん(海乃美月)昭姫。
今回はれーこが演じるのが道真なので、ロマンスはありませんが、
自立した強い女性を演じるのって月娘は合いますよね。
おだちん(風間柚乃)演じる、藤原基経。
原作にビジュアルも寄せていて、吉祥丸との関係性を描く場面での役作りとかも凄く良かった。
若き日の業平を演じたうーちゃん(英かおと)がとっても良かった!
THE LAST PARTYの時も既婚者に手を出す将校役だったのですが
なんていうか・・・ああいう、手を出しちゃいけない恋をする時のうーちゃんが良いんですよ。笑
昭姫の店の用心棒大拙役のてらくん(大楠てら)。
元が女性と思えないビジュアルの作りが凄い!
(あとで貼るけどYouTubeの1:30くらいのところに出てくるよ)
ラテン グルーヴ
『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』
作・演出/稲葉 太地
海底の奥深く、地球のマントルに近い熱くたぎる場所で海の神が治める世界のカルナバルが幕を開ける!
海底神殿に集う海神たちが、見たこともないような深海の美を繰り広げる情熱のカルナバル。
月城かなとを中心とした月組生達の魅力はじけるラテンショーで、熱いグルーヴに満ちた魅惑の世界をお届け致します。※HPより
ショーはラテンですよ!!ラテン!!!!
もうラテンっていうだけで最高なんです。笑
ショーはラテンが一番好き!!
幕開きから華やかだし、とにかく息つく暇なく怒涛の攻撃がくる感じ。
どの場面も最高なんですが、個人的には中詰め直後の若手だけで踊りまくる場面と、
「秘密の花園」という「トップのれーこ(男)と二番手のちなつ(女性役)が踊って、三番手のおだちんが歌う。」っていう
官能的な場面がめちゃくちゃ好きでした。
もうねぇ。。。。観終わった後の体温の上昇(興奮し過ぎて)度合が凄い。笑
濃厚な場面に釘付けで、オペラを上げっぱなしでした。
あとはデュエダン!
大人っぽい黒のお衣装で、タンゴを踊るのですが
大人の男女の激しい情愛のぶつかり合い。。。みたいな感じで、とってもカッコイイんですよね。
うみちゃんがれーこを冷たくあしらったり、逆にあしらわれたり。。。
銀橋で後ろ向きに進むうみちゃんが本当に凄いなと思うし、
信頼し合った二人だからこそできるんだろうなぁという振付でした。
明日から始まる東京公演も楽しみです!!

初見はこの辺りから。
通路側なので視界を遮るものが無くて見やすい!!最高でした。

2回目は2階席。
2階席は全体を観るのに最高です。
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3回目はド・センター!!!
個人的には別名「天国に近い席」。笑
なぜなら、ショーの時にセンターに立つれーことメチャクチャ目が合うから!!
以前も似たような席で瀕死になったことがあったので、覚悟して着席していたのですが、
やっぱり瀕死になりました。笑
「相手役を愛でているけど、顔は客席」みたいなところとか
「ヒャ~~~~!!!!そんな顔してこっち・・・・見てる・・・・汗汗汗汗」
もう体温上昇しっぱなしで、帰りに検温あったら絶対ひっかかってるはず。笑